迷惑メール

電子メールの「迷惑メール(スパム)」等々で悩まされる利用者は多いと思います。

添付写真はアルファメール プレミアムの迷惑メール検知の設定例です。受信したメールがスパムであるかを判定するために、「SpamAssassin」を採用し、これがとても優秀な検知ツールです。このSpamAssassin はエックスサーバーも採用している様ですが、他のレンタルサーバーで採用してると聞いたことはありません。

しかし、強力なツールなのですが、正常なメールであっても迷惑メールと判定してしまう場合があります。その為、送ったメールが迷惑メールと判断されてしまう事が有ります。恥ずかしながら私にも経験があります。テニス教室の申し込み往復ハガキを買うのが面倒で電子メールで応募しました。暫くして、ハガキで応募した友人全員が当選したのに私だけ外れてしまい役所に確認したら、迷惑メールに分類されていたので担当者の目にとまらなかった訳です。幸にも定員割れしていたので無事に参加でききました。しかし最悪の場合、ビッグチャンスを逃すことがあるかもしれません?

では、どうやって迷惑メールだと判断するのか?

検知ツールの判断方法は概ね以下のようなものと思います。

●送信元のIPアドレス確認
●差出人のメールアドレスは存在するのか
●擬装の差出人メールアドレス
●メールの本文や件名の内容
●共用Serverがスパム登録された
●独自ドメインの場合
●フリーメールの利用
●送り先の設定

など、検知ツールにより様々な判定基準があります。

送信元のIPアドレスは怪しくないか
どのサーバーを経由しているのかをメールヘッダ記載のIPから経路を判定します。この中に、あやしいサーバーがあれば迷惑メール(スパム)の可能性が高いと判断できます。

差出人のメールアドレスは存在するのか
実在しないドメインのメールアドレスからメール送信がされていないか調査して存在しなければスパムと判断します。

擬装の差出人メールアドレス
スパム対策していないメールサーバーだと、差出人が自分のメールアドレスで届く事があります。この偽装確認は、IPアドレスと登録ドメインが一致していないかを確認して判断します。

メールの本文や件名の内容
メール本文や件名に怪しい語句がないかを確認します。たとえば「はーい」「請求書」「英文」「リンクURL」などその時のトレンドに合わせて判定基準を模索しています。送る方も必死にあの手この手で語句を変えるので日々更新されます。

共用サーバーがスパム登録された
運用コストが安い共用レンタルサーバーは、複数の企業や個人が共用してサーバーを使いっています。その為、不運にも不届きな利用者が共用したり、もしくは利用者の管理が悪くてメールサーバーを踏み台に同じ文面が不特定多数に大量配信されると、その共用サーバーをレンタルする全ての企業や個人が迷惑メールの発信源として登録される事があります。この場合は、レンタルサーバー運営会社に対応してもらうしか方法がありません。

独自ドメインの場合
yyyy会社のメールがフリーメールだとチョットね?という場合は、独自ドメインをつかってメールアドレスをxxxxx@yyyyy.comとしても、そのドメインでホームページを見ようとタイプすると、ホームページがない場合にも怪しいと判断される場合もあります。

フリーメールの場合
重要なメールを送るなら、ちゃんとした優良メールを使うのが手っ取り早いと思います。

送り先の設定
公共施設などで不特定多数のメールを受信する場合は、セキュリティ対策が強くはじかれる場合は、私の事例の様に相手先に何らかの方法で対応してもらって下さい。

今回は、メールを送信する側からの立場から書きました。反対に、メールを受信する側も「今朝まで受信できたメールが午後から届かくなった」など頭を抱えることも突然起こります。既に、インターネット利用の性善説は終わっていますね。